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11月30日-02号

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  1. 和歌山市議会 2020-11-30
    11月30日-02号


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    最終取得日: 2021-06-07
    令和 2年 12月 定例会                令和2年          和歌山市議会12月定例会会議録 第2号            令和2年11月30日(月曜日)     -----------------------------議事日程第2号令和2年11月30日(月)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回について第3 議案第1号から同第4号まで第4 令和2年9月定例市議会議案第11号第5 令和2年9月定例市議会議案第12号第6 令和2年9月定例市議会議案第13号第7 認第1号 令和元年度和歌山水道事業会計決算の認定について第8 認第2号 令和元年度和歌山工業用水道事業会計決算の認定について第9 認第3号 令和元年度和歌山下水道事業会計決算の認定について第10 認第4号 令和元年度和歌山一般会計歳入歳出決算第11 認第5号 令和元年度和歌山国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第12 認第6号 令和元年度和歌山卸売市場事業特別会計歳入歳出決算第13 認第7号 令和元年度和歌山土地造成事業特別会計歳入歳出決算第14 認第8号 令和元年度和歌山土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算第15 認第9号 令和元年度和歌山住宅改修資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第16 認第10号 令和元年度和歌山住宅新築資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第17 認第11号 令和元年度和歌山宅地取得資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第18 認第12号 令和元年度和歌山駐車場管理事業特別会計歳入歳出決算第19 認第13号 令和元年度和歌山漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第20 認第14号 令和元年度和歌山農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第21 認第15号 令和元年度和歌山母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第22 認第16号 令和元年度和歌山介護保険事業特別会計歳入歳出決算第23 認第17号 令和元年度和歌山後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算第24 認第18号 令和元年度和歌山街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算第25 発議第1号 IR誘致に関する特別委員会の設置について     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回について日程第3 議案第1号、同第3号、同第4号から日程第24 認第18号 令和元年度和歌山街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算まで日程第25 発議第1号 IR誘致に関する特別委員会の設置について     -----------------------------出席議員(36名)  1番  井本有一君  2番  中村朝人君  3番  赤松良寛君  4番  浜田真輔君  5番  堀 良子君  6番  西風章世君  7番  山中敏生君  8番  川端康史君 10番  中庄谷孝次郎君 11番  山野麻衣子君 12番  中村元彦君 13番  中谷謙二君 15番  森下佐知子君 16番  坂口多美子君 17番  吉本昌純君 18番  園内浩樹君 19番  中塚 隆君 20番  薮 浩昭君 21番  山本忠相君 22番  芝本和己君 23番  戸田正人君 24番  松井紀博君 25番  井上直樹君 26番  古川祐典君 27番  姫田高宏君 28番  南畑幸代君 29番  尾崎方哉君 30番  奥山昭博君 31番  中尾友紀君 32番  松本哲郎君 33番  寒川 篤君 34番  北野 均君 35番  佐伯誠章君 36番  山本宏一君 37番  宇治田清治君 38番  遠藤富士雄欠席議員(2名)  9番  永野裕久君 14番  丹羽直子君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾花正啓君 副市長        森井 均君 副市長        信夫秀紀君 市長公室長      犬塚康司君 総務局長       尾崎拓司君 危機管理局長     川崎 勝君 財政局長       川嶋正起君 市民環境局長     和田年晃君 健康局長       佐伯正季君 福祉局長       宮崎 久君 産業交流局長     細井隆司君 都市建設局長     西本幸示君 会計管理者      田上隆造君 教育長        富松 淳君 教育局長       津守和宏君 消防局長       吉野楠哉君 公営企業管理者    瀬崎典男君 企業局長       上西人支君   ---------------出席事務局職員 事務局長       中野光進 事務局副局長     中西 太 議事調査課長     中村 保 議事調査課副課長   志賀政廣 議事班長       森本剛史 企画員        窪田義孝 事務主査       國定正幹 事務主任       堀川陽平 事務副主任      中村真央 事務副主任      北浦愼也   ---------------          午前10時00分開議 ○議長(井上直樹君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △諸般の報告 ○議長(井上直樹君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長中野光進君) 令和2年11月27日付、和財第209号をもって、市長から令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回についての文書が参っております。写しはお手元に配付いたしております。 次に、令和2年11月27日付、和監査第133号をもって、監査委員から例月出納検査の結果に関する報告が参っております。同じく、写しはお手元に配付いたしております。 次に、令和2年11月30日付、議員中谷謙二君、中尾友紀君、松井紀博君、姫田高宏君、山本忠相君、浜田真輔君山野麻衣子君、以上7人の諸君から、IR誘致に関する特別委員会の設置についての議案が提出されました。発議第1号としてお手元に配付いたしております。 以上でございます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(井上直樹君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   中谷謙二君   中尾友紀君   松井紀博君 以上3人の諸君を指名します。   --------------- △日程第2 令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回について ○議長(井上直樹君) 次に、日程第2、令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回についてを議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) おはようございます。 議案第2号、和歌山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の撤回について、撤回理由の説明を行います。 本定例市議会に提案しております和歌山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、現下の社会情勢や本市を取り巻く状況から議案提出を行いました。 しかし、このたびの人事委員会からの意見を受け、改めて常勤職員や他都市の会計年度任用職員との均衡を調査し、経過措置期間中については引下げを行わないことが妥当と判断したもので、撤回の御承認をお願いするものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 討論なしと認めます。 これより採決に入ります。 令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回については、市長から申出のとおり、これを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、令和2年12月定例市議会提出議案第2号の撤回については、承認とすることに決しました。 しばらく休憩します。          午前10時03分休憩   ---------------          午前10時50分再開 ○議長(井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 この際、申し上げます。 休憩前の会議において、議案の撤回が承認されたことに伴い、日程第3における議案第2号は本日の議事日程から削除します。   --------------- △日程第3 議案第1号、同第3号、同第4号から △日程第24 認第18号 令和元年度和歌山街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算まで ○議長(井上直樹君) 次に、日程第3、議案第1号、同第3号、同第4号から日程第24、認第18号、令和元年度和歌山街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算までの24件を一括議題とします。 議案第1号、同第3号、同第4号の3件についての質疑は既に終わっておりますので、去る9月定例会において設置された決算特別委員会の閉会中継続審査に付していた令和2年9月定例市議会議案第11号から認第18号までの21件についての特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長古川祐典君。--26番。 〔決算特別委員会委員長古川祐典君登壇〕(拍手) ◆26番(古川祐典君) [決算特別委員会委員長決算特別委員会の報告をいたします。 去る9月定例会において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも可決及び認定すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、各分科会の審査過程における主な質疑項目について申し上げます。 まず、総務分科会について申し上げます。 初めに、四局・出納室については、職員採用の機会を活用した本市のPRについて質疑がありました。 次に、市長公室についてであります。 広報広聴費中、新聞等への広告掲載に係る広告料については、 一、広告媒体ごとの費用対効果の検証に基づいた宣伝広告について、 一、費用対効果を分析することなく、漫然と前年踏襲を続ける予算執行について、 それぞれ質疑があり、また、決算報告書における事業成果が明確に分かるような表現の工夫について質疑がありました。 次に、危機管理局については、地域安全費中、防犯カメラ映像処理用専用パソコン購入に係る備品購入費については、予算流用により実施した新規事業であるにもかかわらず、議会への報告を怠った当局の拙速な進め方について質疑がありました。 次に、総務局についてであります。 加太地区への移住・定住促進に向けて、移住希望者に対する支援の重要性について、赤字バス路線の維持を図るための支援の充実について、職員のメンタルヘルスケア対策のさらなる充実について、加太地区デマンド型タクシー事業に対する運営支援の充実について、交通政策費中、講演会に係る講師への報償金については、予算流用による新規事業に対して議会がチェック機能を果たせる機会の確保について、それぞれ質疑がありました。 次に、財政局についてであります。 普通財産の有効活用を図るための組織体制の構築について、税金の滞納者に寄り添った徴収方法の検討について、財政面だけでなく、産業や観光等の観点も取り入れた全庁を挙げたふるさと納税の促進について、一層の財政健全化に向け、変動する社会情勢に即した財政運営の実施について、それぞれ質疑がありました。 次に、厚生分科会について申し上げます。 初めに、健康局についてであります。 国民健康保険事業については、 一、経済的理由により医療費の支払いが困難な方に対する減免制度の相談状況の把握について、 一、保険料の負担軽減に向けた減免制度の拡充について、 一、決算報告書における医療費適正化事業事業成果に対する表現について、 それぞれ質疑があり、また、ひきこもりの方やその御家族に寄り添った支援について、介護保険事業については、 一、保険料の負担軽減に向けた減免制度の拡充について、 一、低い取得率となっている介護職員等特定処遇改善加算の課題の総括とその改善に向けた国への働きかけについて、 それぞれ質疑がありました。 次に、福祉局についてであります。 身体障害者手帳の対象外となっている難聴児の補聴器購入助成制度医療機関に対する確実な周知について、元気70パスについては、 一、当該制度の周知徹底について、 一、新たに外出支援施策内容を検討するなど、当該制度のより一層の充実について、 それぞれ質疑があり、また、ホームレスの実態を把握し、適切な支援を行う取組について、公立認定こども園整備効果の検証とその結果に基づいた待機児童解消への取組について、「我が事・丸ごと」の事業における誰一人取り残さない地域福祉の増進に向けた課題解決の取組について、65歳を機に障害福祉サービス利用者介護保険に移行する際の丁寧な対応について、児童館職員の時間外勤務の削減について、児童虐待防止体制の強化に向けた関係機関との密な情報共有について、それぞれ質疑がありました。 次に、市民環境局についてであります。 幅広い方が利用できる文化会館に向けた取組について、住宅新築資金貸付事業及び宅地取得資金貸付事業における債権回収の取組について、男女共生社会実現に向けた実効性のある方法の検討について、低調な交付率となっているマイナンバーカード普及促進の取組に対する検証について、缶、瓶などの資源の集団回収を通じたリサイクルに対する市民意識の向上について、それぞれ質疑がありました。 次に、経済文教分科会について申し上げます。 初めに、産業交流局中、産業部及び観光国際部についてであります。 利用がなかった勤労者生活資金預託金の効果的なPRについて、若者創業支援事業者補助金の全額不執行に係る事業そのものの必要性について、移住支援事業補助金における実態に即した事業実施について、先端技術活用創業支援事業補助金における利用促進に向けた職員の攻めの姿勢について、SOHOヴィレッジ終了に伴う新たな支援方法の検討について、友ヶ島民間活力導入実証実験という事業の特殊性を鑑みた結果検証の必要性について、理論や数字に基づかないプレミアム付商品券事業成果報告について、それぞれ質疑がありました。 次に、産業交流局中、農林水産部及び農業委員会についてであります。 事業効果の把握がなされていない経営所得安定対策交付金について、新規就農者の増加に向けた取組について、強い農業・担い手づくり総合支援交付金における成果を見据えた事業実施について、被災した農業者に対する補助金交付手続に際し、職員が行う請求書への記入補助の在り方について、農林水産物等海外販路開拓における事業組立ての甘さについて、有害鳥獣被害対策において、年々増加する捕獲数の前年度実績を鑑みた予算確保の考え方について、紀の国森づくり事業委託料に係る業者選定のしかとした説明について、四季の郷公園事業における費用持ち替えや繰越しなど見通しの甘さについて、散見される予算の精査不足に見る当該部局の体制の在り方について、それぞれ質疑がありました。 次に、教育委員会についてであります。 人権教育に係る事業全般の精査について、教育行政充実のための柔軟な予算執行の必要性について、学校給食関係補償金に係る繰越額の迅速な執行について、各コミュニティセンター稼働率の平準化について、新市民図書館の整備については、 一、旧市民図書館の休館により、市民サービスの低下を招いた市長部局の責任について、 一、全庁的に常態化する当初見積額と最終決算額の乖離について、 それぞれ質疑があり、また、子育て環境日本一を目指すに見合った教育予算の在り方について、若竹学級の土曜開級のさらなる拡充について、それぞれ質疑がありました。 次に、建設企業分科会について申し上げます。 初めに、企業局についてであります。 老朽配水管布設替え促進について、漏水対策有収率向上について、花山の漏水事故を教訓としたさらなる管路更新の推進について、前年より経営が悪化した現状認識について、工業用水道における需要把握に基づいた事業経営について、給水収益の減少幅が例年より改善した原因の究明について、水道水使用促進の啓発について、無形固定資産としている電話加入権の在り方について、生活状況を考慮した滞納整理について、職員の残業状況と過重労働対策について、下水道接続率向上への取組について、膨大な企業債残高を抱えて収支均衡を欠いた下水道事業会計について、大滝ダムの負担金削減に向けた取組について、利用者の立場に立った非常用給水袋の選定について、増加する減価償却費本市財政全体に及ぼす影響について、それぞれ質疑がありました。 次に、消防局については、限られた財源での職務従事者の感染予防について質疑がありました。 次に、都市建設局中、建設総務部及び道路河川部については、地籍調査推進委員報酬の全額未執行について、道路維持費及び交通安全施設整備費市民生活に支障のない予算確保について、準用河川改修事業費における補正額を上回る繰越額の発生について、それぞれ質疑がありました。 最後に、都市建設局中、建築住宅部及び都市計画部についてであります。 安全性確保の観点に立った公園施設維持管理について、建築確認申請に要する日数短縮の取組について、繰越額が全額不執行となった住居表示整備事業の推進について、可及的速やかな不良空き家の解消について、住宅改修資金貸付事業特別会計債権回収に向けた取組について、一般会計への売払いによる歳入に頼る土地造成事業特別会計の在り方について、累積赤字を抱える駐車場管理事業特別会計の在り方について、事業成果が見られるリノベーションスクールについて、狭あい道路拡幅整備補助金の積極的な周知について、コンパクトシティを目指した取組について、それぞれ質疑がありました。 以上が審査の概要であります。 なお、質疑の詳細については、事前にお手元に配付の会議録のとおりであります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(井上直樹君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 これより、ただいま議題となっている24件の討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。森下佐知子君。--15番。 〔15番森下佐知子君登壇〕(拍手) ◆15番(森下佐知子君) 日本共産党市会議員団を代表して、2019年度決算認定に反対の立場から討論いたします。 2019年度は、決算額において、歳入は2,584億7,225万6,000円、歳出2,577億6,152万2,000円で、実質収支は4億4,128万7,000円の黒字、単年度収支は10億3,140万4,000円の黒字となっています。 当初予算で計上された事業がどのように執行されたのか、決算はその結果として次年度の予算編成にどのように生かすのかが問われます。 特に、翌年度繰越しが多分野にわたり、依然として多額に上っていることは監査委員からの意見、指摘にもあり、それは新型コロナ対策や国の補助金関連によるものなど、やむを得ないものもありますが、全体として計画段階において詰めが甘かったもの、国との関係においても、消化できる見通しがないまま予算化したと思われるものなどが散見され、それは不用額が多額に上っていることにも表れています。 さらに、不足している部分に対する他費目への流用は、有効的な活用をとこれまでにも求めてきましたが、全く関連のない新しい事業へ使っていることが明らかとなったことから、市民へ説明ができないようなやり方は改め、補正予算を組むなど改善するべきだと考えます。 以下、局ごとに主な問題点を指摘します。 まず、総務局について、交通政策費中、赤字バス路線維持費2,375万8,712円の成果として、バス事業者単独では維持が困難なバス路線に対して補助を行い、路線存続に寄与したとの記述がありますが、補助した4路線中3路線が当該年度末で廃止となっています。市が公共交通の中心を担うバス路線を維持するというのであれば、予算をもっと増額するべきではないでしょうか。 次に、財政局について、和歌山市地方税回収機構は、設立目的であった大口債権の回収が終わり、当該年度は50万円以下の債権が対象で、そのために2名の職員派遣や多額の手数料を払っているという現状です。当初の目的は既に達成されたと思われ、機構は廃止するべきです。 次に、健康局について、国民健康保険事業特別会計のうち、医療費適正化特別事業費6,578万1,586円は、医療費の適正支出を目的として、レセプト点検の強化、年6回の医療費通知、年2回のジェネリック医薬品差額通知の3つの実施が適正化に寄与したとのことです。成果につながる明確な根拠が示されなかったことに加え、医療費を意識させることにより、市民の受診抑制につながる懸念は拭えません。さらに、単年度黒字分保険料軽減に使わなかったことは残念です。必要な医療保障保険料軽減など、国民皆保険制度としての事業へ改めることを求めます。 次に、福祉局について、児童福祉費中、保育所費32億1,800万531円は、市立保育所適正管理によって保育の受入れができたとのことですが、待機児童数は依然として減ったとは言えない状況にあります。公立こども園の建設で待機児童が解消できるとした計画が、そもそも現状に合っているのか、中間的な総括が求められます。 児童館8館分の職員時間外手当は減っているとはいえ、企業局以外の時間外手当1人分の平均額を上回っています。時差出勤など、減らすための手だてが必要です。 高齢者地域支援施策としての元気70パスについて、高齢者人口が増えているにもかかわらず、公衆浴場利用交付金バス利用交付金ともに減っており、特にバスか駐車場の選択制のうち、バス利用は路線の廃止により、使いたくても使えない状況になっています。市内全域の公共交通政策として関係部局と連携し、タクシー補助など外出支援施策を増やす時期に来ているのではないでしょうか。 次に、市民環境局について、戸籍住民基本台帳費中、負担金、補助及び交付金の不用額4,483万2,803円のうち4,447万7,400円と、そのほとんどが通知カード個人番号カード関連事務負担金です。当初予算で8,065万円、12月にはさらに1,400万円が上乗せされましたが、マイナンバーカードの交付率は僅か14%です。個人情報漏えいへの不安、情報管理への抵抗感等々が原因と思われ、必要性そのものが問われる結果となっていることを直視するべきです。 次に、産業交流局について、海外販路開拓支援事業予算で50万円取っていましたが、実績がなく、不用額となっており、この状況は2年続いています。そもそも必要な予算だったのかが問われます。 林業振興費中、有害鳥獣対策費は、予算をそれぞれ補正で増額するということが常態化しています。必要額は当初予算で計上するべきではないでしょうか。 農林水産部における事業、四季の郷整備事業整備工事請負費を委託料に持ち替え、かつ多額の繰越しが発生していること、水産振興対策補助金は、予算化した503万円が決算で1,050万円増額された原因は、当てにしていた県の補助金が目的にそぐわないという理由でつかなかったため、社総金に持ち替えたことから持ち出し分が増えたなど、そもそも事業を執行するために必要な体制が整備されているのか疑問です。 専門知識や技術を必要とする人材や人数、部としての体制など、農林水産部として立てた政策を実行するために必要な機構になっているのかということも含め、農林水産という部門にふさわしい独立した局としての位置づけが求められます。 次に、教育委員会について、人権教育費中、平井、鳴神の子ども会、人権教室の講師謝金に不正な使用や実態がなかったことなどから返還を求めたこと、子ども会に関わる補助金や委託料がほかにも散見されます。不正使用につながる原因は、漫然と事業を繰り返し、チェック体制が不十分だったということからも、人権教育全体についての見直しを改めて求めます。 放課後健全育成事業は、土曜日の利用が少ないことから、国県返還金が生じています。土曜の利用が少ないのは、第2、第4の限定開級になっていることが原因であり、保護者の労働実態に合わせた事業の充実が必要です。 図書館費、運搬委託料431万1,450円は、旧図書館が専門学校の認可のため、事務局の引っ越しが急遽必要となり、6月補正で増額しましたが、結局認可されず、同時に取った図書の仮置き費用などは不必要となりました。旧図書館を予定より早く休館せざるを得なくなるなど、市民サービスが低下したことは否めません。教育行政と市長部局との調整が原因とのことですが、優先するべきは市民サービスではないでしょうか。 次に、都市建設局について、土地造成事業特別会計は、分譲地の販売が一部進んだことと、もともとの商業用地を用途変更し、運動公園の駐車場のために市が買い戻したという内容であり、本来の事業は既に成り立っていません。同様に、駐車場管理特別会計も、一部収益の改善はあるものの、累積赤字の解消には至っていません。どちらの事業も、必要性、緊急性、計画性がなく、強引に進めたことが市の財政を圧迫する結果となっていることが問題です。 次に、公営企業決算について、有収率向上対策は、前年度と比較すると、有収率が1.95%も低下しています。今年1月に発生した花山交差点の漏水工事の影響を差し引いても、下回っているのは問題です。有収率の低い本市において、向上対策に特別な取組が必要であり、自ら立てた数値目標の達成にふさわしい予算確保と体制が求められます。 職員の残業状況について、昨年の決算特別委員会で100時間を超えるような働き方の実態は直ちに改善するよう指摘しましたが、当該年度は一定改善された部分はあるものの、100時間以上になっている職員が増えているとのことでした。解消の方法は業務分担でとのことですが、職員を増員し必要人員を確保することなしに抜本的な改善を進めることはできないと考えます。 大滝ダムの負担金は、例年、国、関係機関に対し負担の改善を求めているものの、一向に進んでいません。国の責任を棚上げにし、地方自治体に負担を押しつけるようなやり方は到底納得できるものではなく、引き続き改善を強く求めるものです。 下水道会計は、公営企業に移管され、迎えた決算ですが、一定採算性が求められる企業会計に踏み出したことは、赤字を抱えたままの下水道の経営状況が市民生活への不利益につながりかねないとの危惧があります。今回、一時借入れによって不足分を補填するなどの措置も厳しい状況を表していると言えます。下水道については、独立採算を求めるのではなく、普及率や接続率などの基本的な問題を解決することに重点を置くべきだと考えます。 以上、問題点を指摘し、反対討論といたします。(拍手) ○議長(井上直樹君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 討論を終結します。 しばらくこの場で休憩します。          午前11時17分休憩   ---------------          午前11時19分再開 ○議長(井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3から日程第24の議事を継続し、上程議案24件の採決を行います。 まず、議案第1号、同第3号、同第4号の3件を一括して採決します。 この3件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(井上直樹君) 起立全員。 よって、議案第1号、同第3号、同第4号の3件は、原案のとおり可決と決しました。 次に、令和2年9月定例市議会議案第11号から同第13号までの3件を一括して採決します。 この3件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。 この3件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(井上直樹君) 起立多数。 よって、令和2年9月定例市議会議案第11号から同第13号までの3件は、いずれも委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、認第1号から同第18号までの18件を一括して採決します。 この18件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。 この18件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(井上直樹君) 起立多数。 よって、認第1号から同第18号までの18件は、いずれも委員長の報告のとおり認定と決しました。   --------------- △日程第25 発議第1号 IR誘致に関する特別委員会の設置について ○議長(井上直樹君) 次に、日程第25、発議第1号、IR誘致に関する特別委員会の設置についてを議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。中谷謙二君。--13番。 〔13番中谷謙二君登壇〕(拍手) ◆13番(中谷謙二君) ただいま上程されました発議第1号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 現在、本市は、県により進められているIR誘致に関し、立地市として県と連携の下、これを推進しているところです。 当該事業は、大きな経済効果及び雇用効果が見込まれ、少子高齢化や所得の低迷、税収の改善といった諸課題の解決に向け、その一助となるものとされる一方、治安の悪化やギャンブル依存症の増加などを懸念する声も聞かれるなど、市民生活に多大な影響を及ぼす極めて重要な案件となります。 よって、本市議会は、当該事業の進捗状況を注視し、独自の視点から調査、検討を行うため、IR誘致に関する特別委員会を設置しようとするものであります。 委員の定数及び特定の事件等につきましては、お手元に配付のとおりであります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手) ○議長(井上直樹君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 討論なしと認めます。 発議第1号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決と決しました。   ---------------IR誘致に関する特別委員会委員の選任 ○議長(井上直樹君) ただいま設置されましたIR誘致に関する特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条の規定により、 堀 良子君   川端康史君 中庄谷孝次郎君 森下佐知子君 吉本昌純君   園内浩樹君 山本忠相君   芝本和己君 戸田正人君   姫田高宏君 宇治田清治君  遠藤富士雄君 以上12人の諸君を指名します。 ただいま選任されました委員諸君に通知します。 本日、閉会後、IR誘致に関する特別委員会を招集しますから、委員長の互選をお願いします。 この際、お諮りします。 現在、議会運営委員会に付託し、継続審査となっている令和2年6月定例市議会議案第2号、和歌山市議会の議決をすべき事件を定める条例の一部を改正する条例の制定については、ただいま設置したIR誘致に関する特別委員会へ付託替えすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明12月1日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて延会します。          午前11時26分延会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    井上直樹 議員    中谷謙二 議員    中尾友紀 議員    松井紀博...